アニメ映画 グスコーブドリの伝記

先月の話ですが、杉井監督のグスコーブドリの伝記をTVでやっていたので録画して見ました。
宮沢賢治の原作を(どころか他作品もほとんど)読んだことはなく、同監督の銀河鉄道の夜も見たことない本当にまっさらな状態での視聴でした。

<多少ネタばれしてます>

ラストの火山のシーンが終ったあと、胸の中にはぐるぐる渦巻く何かが残っていました。
ブドリはどうなったのか。コトリが連れて行ったから死んだ?
誰かの為になりたいというのはものすごくわかるが、死んだとしたら残った人たちは悲しむんじゃないだろうか?
先に死んだ両親から見て、だれかの為に息子が死ぬのは良いことなのか?

見終わって楽しかった・面白かった、ではなくここまで考えを巡らされる映画は初めてでした。

その後は巡ってる考えの答えがあるかと、原作のグスコーブドリの伝記、ベースとなったグスコンブドリの伝記、ペンネンネンネン・ネネムの伝記まで読んでしまいました。

杉井ギサブロー監督のインタビューで若い世代に宮沢賢治にもっと触れてほしくて作ったと言っており、
まさに監督の思惑通り、宮沢賢治ワールドにどっぷりと浸かることになりました。

原作を知っている人には賛否両論がありそうな本作ですが、
宮沢賢治に馴染みの無い人こそ見てみると良い映画です。

そして、同じスタッフが27年前に作った銀河鉄道の夜も見てさらに考えさせられるのでした(続く)


1 thought on “アニメ映画 グスコーブドリの伝記

  1. KAYi

    こんばんは。
    デザフェス39でお話をさせて頂いたアート未来会員のKAYiこと金井靖宏です。
    先ほど私のブログ『かいデザイン』で、デザフェスのブースをご紹介させて頂きました。
    何かお気付きの事がございましたら、ブログコメントかメールにてご遠慮なくお知らせ下さい。
    m(_ _)m

    返信

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